平塚市でトイレの給水管の水漏れを修理しました
平塚市でトイレの給水管の水漏れを修理しました。
海沿いの飲食店で、トイレから水が漏れているので見てほしいということで現場へ向かいました。
現場を確認したところ、便器の横の止水栓付近から漏れていました。
触ったところ、止水栓自体から漏れているわけではなく、その上の給水管から漏れていました。
給水管のナットのパッキンを交換しようとしましたが、給水管が止水栓に挿さっており、パッキンだけ交換するのは難しかったので、給水管を一度はずして、フレキ管を作って交換することにしました。
【フレキ管の作成】
【フレキ管の取り付け】
豆知識「フレキ管(トイレ)」ってなに?
【フレキ管の種類】
ツバ出し工具の種類
【トイレの便器内の水漏れの原因】
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【フレキ管の作成】
フレキ管を作る長さに合わせて、フレキカッターで切ります。
切ったフレキ管の両側をツバダシ機で、つばを作ってフレキナットを入れればフレキ管の完成です。
【フレキ管の取り付け】
長さを測って作成したフレキ管を取り付ける位置に置いてフレキナットにパッキンを入れて、雄ねじに回しながら嵌めます。
最後はモンキーレンチでしっかり回らなくなるまで回して固定します。
水道メーターを開けて通水して、漏れがなければ作業は完了です。
豆知識「フレキ管(トイレ)」ってなに?
フレキ管は、止水栓とタンクを繋いでボールタップに接続されている部品です。
ボールタップを変えた時にボールタップと止水栓までの距離が変わるので、フレキ管を交換しないと水漏れするリスクがあります。
フレキ管を交換する時はフレキナットに入っているゴムパッキンも劣化しているので交換する必要があります。
トイレの設置形態によって、止水栓とタンクとの繋ぎがフレキ管ではなく、直管の給水管が付いている場合もあります。
【フレキ管の種類】
巻フレキ
実際の施工現場に合わせて最適な長さだけ使用することができますが、フレキカッターと呼ばれるフレキ管専用のカッターやツバ出し工具が必要となります。巻フレキでは1巻あたり10m程度で購入するので何度も工事を行う職人の方などが良く使用しています。
カットフレキ
カットフレキは、あらかじめ所定の長さに切られた状態で販売されています。巻フレキと異なり、フレキカッターやツバ出し工具が不要なので、購入してすぐに取り付けることができます。
ツバ出し工具の種類
ギアレンチ式
ツバ出し工具でプレスする際にレンチを使用して締めていくタイプです。
ラチェット式
ツバ出し工具にレンチが取り付けられているタイプです。ラチェット式では順方向に回すとと締めることができますが逆方向に回すと空回りする仕組みになっているため、常に力が入りやすい位置で効率よく締めることができます。
ハンマー式
フレキ管に専用の機材を取り付け、ハンマーでたたいてプレスしていくタイプです。
電動式
フレキ管を工具に取り付け、電源を入れるだけでツバ出しをしてくれるタイプです。
(参考動画:LIVILUCK)
【トイレの便器内の水漏れの原因】
・フロートゴムが原因
便器内で水がチョロチョロ流れている場合はトイレタンク内の底にあるフロートゴムが劣化している可能性が高いです。
フロートゴムはタンク内の底にある黒いゴムで、レバーを引いたら、ゴムが上がって水が流れる仕組みになっています。
このゴムが経年劣化すると溶けて、レバーを引かなくても隙間が出来てしまい常に水が流れてしまうことがあります。
・ボールタップが原因
また、水位を調整しているボールタップの水位調整が良くない可能性があります。
ボールタップには浮き球が付いていて、レバーハンドルを引いて水を流すと、浮き球が下がって給水を開始します。
水位が上がってきて、水が浮き球に当たって浮き球が上がると給水がとまる仕組みです。
この給水の開始と止まる動作が、劣化することにより上手く働かなくなることがあります。
その場合は、水が止まらなくなったり、逆に水が出なくなったりする現象が出ます。