賃貸の給排水管で起こった錆を放置することの危険性
給排水管に使用されている素材によって異なりますが、未だ交換されず、古い素材の配管だった場合、内部で錆(サビ)が発生している可能性は高いです。
「漏水とかじゃないし、錆があるぐらいなら大丈夫なんじゃ?」と甘く考えてしまうオーナー様も少なくはないです。
しかし、配管内部で発生した錆を放置してしまうと、最悪の場合、とんでもない金額の工事が必要になったりするなどのリスクがあります。
この記事では、給排水管で発生した錆を放置することでの危険性などについて、より詳しいお話をさせていただきます。
給排水管の錆放置で大金がかかる可能性がある
大体、設置してから15年ぐらい経過した鉄管などで、錆が発生していることが多く、外側には影響が出なくても、内部に溜まってしまっていたりします。
内部に錆が溜まると、水の通り道がどんどん狭まっていき、最終的に、水が止まってしまう可能性があります。
そうなると、配管工事のやり直しが発生し、この工事は埋設工事になるため、ケースによっては2000万円以上かかる場合まであります。
高圧洗浄で改善する可能性がある
排水管では、サビ以外にも、何かしらが原因で配管に詰まりが発生した際、高圧洗浄で対応するのが基本ではあります。
錆による詰まりでも、高圧洗浄は効果的なのですが、これによって逆に、内部を痛めてしまう危険性もあります。
特に、錆が発生するような配管は、経年劣化で脆くなっている可能性があり、高圧洗浄によって穴が空いて、そこから漏水してしまうことも少なくはないからです。
「高圧洗浄機」は、給水配管や給湯配管には使用しません。排水管の詰まりには適しています。
給排水管交換工事にかかる費用
錆が原因で、給排水管で詰まりなどが起こる前に、錆が発生している箇所の配管を、交換する工事を行うのがおすすめです。
配管の一部を交換や修理といった工事なのであれば、1万~3万円と、安く収まりやすいです。
マンションでも、一戸当たりの金額とすると、給水管全体交換の場合は20万~40万円ぐらい、排水管全体交換だと40万~60万円ぐらいで、給排水管全ての交換だと60万~100万円ぐらいになります。
殆どは、マンション全体での工事になるので(概算)ではありますが…
見積り・アフタフォローをしていくれる業者に頼もう
前項で記載したのは、配管の交換だけの費用であって、それ以外にも、配管が埋まっている「床や壁の解体」や「周辺設備の移設」が必要だったりすると、100万近くかかる場合もあります。
安くできそうな「一部の配管交換工事」であっても高くなりやすいので、依頼前に、まずは見積もりを取った方が良いです。
また、業者によっては工事後のアフタフォローまで行ってくれるところがあるので、そういったところに依頼すると、工事後も安心できます。
マンションの配管には専用部分と共用部分がある
給排水管など、マンションに張り巡らされている配管には、専用部分と共用部分が存在しています。
専有部分にあたるのは給湯管だけで、他の給水管や排水管は、全て共用部分・専有部分の両方になります。
給湯管は、専有部分になるため、こちらを交換する場合、費用は”部屋を借りている人”個人の負担になります。
共用部分の交換費用負担はオーナー側
個人の負担となる専有部分に対して、共用部分の交換費用を負担するのは、マンションオーナー側になります。
給湯管以外の配管は、場所によっては専有部分や共用部分に分かれたりしますが、交換工事などを行う際は、まとめて行ったほうが良いです。
共用部分だけの工事を行っておいて、専有部分だけ放置といったことを行うと、そこから漏水などのトラブルが発生し、結果余計な費用を負担する可能性があります。
まとめ
今回は給排水管内の錆を放置してしまった際の、危険性についてお話いたしました。
錆を放置した挙げ句、詰まりで水が完全に止まってしまうと、最悪の場合、配管の全体工事で費用が1000万以上かかったりするため、放置は厳禁です。
水道専門業者に定期的な配管の点検などを依頼し、必要であれば適宜、交換工事などを行っておくのがベストですね。
豆知識「マンションの配管の寿命」ってなに?
我々は普段の生活で何気なく水道を利用していますが、水道を当たり前のように利用できているのは、配管が問題なく機能しているからです。
しかし、配管も消耗品である以上、ある程度の時間が経てば、劣化が進み不具合が目立つようになってしまいます。
必要に応じて、修理や交換といった対処が必要になります。
マンションの配管はステンレス鋼管や硬質ポリ塩化ビニル管・ポリエチレン管などがあります。築年数が経過している住宅の場合には鉄管・鉛管・銅管などのさまざまな種類があり、それぞれで配管寿命は若干異なります。
使用状況などにもよりますが、それぞれのおおよその配管寿命は以下の通りです。
●鉄管:15年~20年
●鉛管:15年~20年
●銅管:20年~25年
●ステンレス鋼管:30年~40年
●硬質ポリ塩化ビニル管:20年~25年
●ポリエチレン管:30年~40年
最近の住宅には鉄管・鉛管・銅管の配管はほぼ利用されていないことを考えると、マンションの配管寿命は30年前後だと考えておくのがよさそうです。(引用:イエウール)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
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