便器が詰まったときの対処法と予防のポイントをやさしく解説

2024/11/27 ブログ
トイレ

便器が詰まるトラブルは、突然起きてしまうと困ってしまうことが多いものです。でも、詰まりの原因や予防策を知っておけば、大きな問題を未然に防ぐことができます。

 

例えば、トイレットペーパー以外を流さないようにしたり、適切な水量で流す工夫、こまめな掃除を心がけることで、詰まりを防ぎやすくなります。

 

また、詰まりを放置したり、無理な方法で解決しようとすると、かえって状況が悪化してしまうことも。

 

本記事では、便器が詰まってしまう原因や予防法、そしてスムーズに解消するための方法を分かりやすくご紹介します。

 

日々の使い方を見直して、快適なトイレ環境を保つための参考にしてくださいね。

  1. 便器の詰まりの症状について解説
    1. 水の流れが悪くなる
    2. 水を流した後に水位が上昇する
    3. 異臭や異音が発生する
  2. 便器が詰まってしまう5つの原因
    1. トイレットペーパーの流しすぎ
    2. 食べ物や油分を流してしまう
    3. 尿石や汚れの蓄積
    4. 水に溶けにくい異物を流してしまう
    5. 節水対策
  3. 自分で修理するか業者に依頼するか見極めるポイント
    1. ラバーカップで対応できる軽い詰まりもある
    2. 原因が分からない時や便器からの水漏れは業者が安心
    3. 固形物を流してしまった時は無理に触らない
    4. 水位が高い時は無理に水を流さないで
    5. 長期間の使用や老朽化が原因なら業者に相談
  4. 便器の詰まりを予防する方法
  5. 便器の詰まりを自分で修理する方法
    1. ラバーカップを使えば軽い詰まりを解消できる
    2. ぬるま湯を使えばトイレットペーパーの詰まりがほぐれる
    3. 重曹と酢を使うと汚れや詰まりが取れやすい
  6. 便器の詰まりを自分で修理する方法
    1. ラバーカップを使えば軽い詰まりを解消できる
    2. ぬるま湯を使えばトイレットペーパーの詰まりがほぐれる
    3. 重曹と酢を使うと汚れや詰まりが取れやすい
  7. 便器が詰まったときにやってはいけないこと
    1. 熱湯を使うと便器が割れる危険がある
    2. 詰まりを放置するとトラブルが悪化する
    3. トイレットペーパー以外は絶対に流さない
    4. トイレには余計な物を持ち込まない
    5. 古いトイレは点検して寿命を確認する

便器の詰まりの症状について解説

便器が詰まると、日常的なトイレの使用に影響が出るさまざまな症状が現れます。

 

排水がスムーズに行われなくなったり、水位が異常に上がったりする場合は、詰まりのサインかもしれません。また、普段は感じない異臭や異音が発生することもあります。

 

早めに対処することで、大きなトラブルを防ぐことにつながります。

水の流れが悪くなる

便器が詰まると、水を流した際に排水がスムーズに行かず、水がゆっくりとしか流れない状態が見られます。その場合、排水口や排水管のどこかに異物が詰まっている可能性があります。

 

通常、排水の速度が急激に遅くなるのが特徴です。水が完全に流れるまで時間がかかり、次に水を流すとさらに流れが悪くなる場合もあります。

 

詰まりが悪化すると水位が上昇したり、さらなるトラブルにつながることもあるため、水の流れが悪くなる症状は初期のサインといえます。

水を流した後に水位が上昇する

トイレで水を流した直後に便器内の水位がいつもより高くなり、そのまま水が溜まり続ける場合は、詰まりの可能性が高いです。

 

一見すると水が引いていくように見えることもありますが、排水のどこかで障害が発生しているサインです。

 

また、流れ切らない水が少しずつ溜まることで、次第に水が便器の縁近くまで上がることもあります。

異臭や異音が発生する

便器の近くから不快な臭いがしたり、水を流したときに「ゴボゴボ」といった音が聞こえる場合、排水口や排水管が詰まり始めているかもしれません。

 

臭いは、排水管内に溜まった異物が原因で発生することが多く、異音は水と一緒に空気が無理に押し出されている際に起きやすい現象です。

 

異臭や異音は、普段のトイレでは起こらない異常なサインで、詰まりの進行を知らせているサインといえます。いつもと違うと感じたら注意が必要です。

便器が詰まってしまう5つの原因

便器が詰まる原因は、日常の何気ない行動や使い方に潜んでいることが多いです。

 

トイレットペーパーの量や流してはいけない異物、掃除不足や節水対策の方法が原因となり、詰まりが発生することがあります。

トイレットペーパーの流しすぎ

トイレットペーパーやお掃除シートを一度に大量に流すと、水に溶け切らずに排水口や排水管に詰まることがあります。

 

特に、ペーパーが湿気や汚れで固まってしまうと流れにくくなるため、詰まりが発生しやすくなります。

 

「流せる」タイプのお掃除シートでも、汚れが付着していると溶けにくくなることがあるので注意が必要です。

 

また、大ではなく小洗浄を使うと水量が足りず、水圧が弱まって詰まりやすくなることもあります。

食べ物や油分を流してしまう

 

食品の残り物や飲み残しをトイレに流すと、排水管の中で油分が固まって詰まりを引き起こすことがあります。

 

例えば、スープやカレーの残りを流すと、冷えた油が管内に付着し、排水の通り道を狭めてしまいます。

 

放置したままだと、他の異物や汚れが絡まりやすくなり、さらに詰まりが悪化することも。特に寒い季節は、油分が固まりやすいので注意が必要です。

尿石や汚れの蓄積

 

便器や排水管に尿石や汚れが溜まると、水の流れを妨げる原因になります。尿石は尿の成分が固まったもので、長期間掃除をしないと硬くなり、排水口を狭くしてしまいます。

 

また、汚れが積もると異物が引っかかりやすくなり、詰まりが発生しやすくなることも。トイレ掃除を怠ると、頑固な汚れが溜まりやすくなるため、定期的なお手入れが必要です。

水に溶けにくい異物を流してしまう

 

ティッシュペーパー、生理用品、赤ちゃんのおしりふきなど、水に溶けにくいものを流すと排水管で詰まる原因になります。

 

また、子どものおもちゃや掃除用具など、意図せず便器に落ちた異物も詰まりを引き起こします。

 

特に集合住宅では、異物が他の世帯の排水に影響を与える場合もあるため、注意が必要です。

節水対策

 

タンク内の水を減らす節水対策が詰まりを招くことがあります。水量が少ないと排水の勢いが弱まり、トイレットペーパーや排泄物が完全に流れ切らないことがあります。

 

タンクにペットボトルを入れる方法や、小洗浄ばかり使う場合も同様に水圧が不足し、詰まりの原因になりやすくなります。節水を意識する際には、必要な水量を確保することが大切です。

自分で修理するか業者に依頼するか見極めるポイント

外の桝

 

便器の詰まりが起きたとき、状況によっては自分で解決できる場合もあれば、専門業者にお願いしたほうが安心なこともあります。

 

詰まりの原因や便器の状態をよく観察し、軽い詰まりであれば手軽な方法で対応できます。ただし、深刻なトラブルや原因が分からないときは、無理をせずにプロに相談するのが安全です。

ラバーカップで対応できる軽い詰まりもある

 

トイレットペーパーや排泄物が詰まりの原因の場合、ラバーカップを使うことで解決できることが多いです。

 

ラバーカップは便器の排水口に密着させ、押し引きすることで詰まりを解消する道具です。ホームセンターや通販サイトで手軽に購入できるため、軽度な詰まりには便利です。

 

ただし、水が溢れそうな場合や何度試しても解消しない場合は、詰まりが深刻化している可能性があり、自分での対応は避けた方が安全です。

原因が分からない時や便器からの水漏れは業者が安心

 

詰まりの原因が特定できない場合や便器から水漏れが見られる場合は、無理に自分で修理を試みず業者に依頼するのが安全です。

 

便器や排水管の奥には、普段見えない部品や異物が詰まっていることもあり、適切な道具や専門知識が必要になります。

 

また、便器内の水位が上昇している場合は早めに業者に相談することで、さらなるトラブルを防ぐことができます。

固形物を流してしまった時は無理に触らない

 

スマートフォンやハンカチなどの固形物を便器に流してしまった場合、自分で取り出そうとするのは危険です。

 

ラバーカップを使うと、固形物がさらに奥に押し込まれてしまい、状況を悪化させる可能性があります。

 

また、固形物が排水管内に詰まると、大掛かりな作業が必要になる場合もあります。早めに業者に相談するのがおすすめです。

水位が高い時は無理に水を流さないで

 

便器内の水位が上がり、時間が経っても水が引かない場合、深刻な詰まりが起きている可能性があります。

 

水を流し続けると、便器から水が溢れてしまうリスクが高まります。また、無理に水を流すことで詰まりが悪化することもあります。

 

水位が高いまま下がらない場合は、無理に対処せず、業者に依頼する方が安心です。

長期間の使用や老朽化が原因なら業者に相談

 

便器や排水管の老朽化、長期間蓄積した汚れや尿石が原因で詰まりが起きることもあります。その場合、専用の工具や技術が必要で、自分で解決するのは難しいです。

 

また、ウォシュレットの不調や部品の劣化も詰まりの原因になることがあります。トイレの使用年数が長く、構造的な問題が疑われる場合は、業者に点検を依頼することをおすすめします。

便器の詰まりを予防する方法

 

便器が詰まらないようにするには、普段の使い方を少し工夫するだけで効果があります。

 

トイレットペーパー以外を流さないことや、節水の方法を見直すこと、そしてこまめな掃除が大切です。

 

気をつけるポイントを意識するだけで、トイレを快適に使い続けることができます。トイレが古くなってきた場合は、点検をお願いするのもおすすめです。

便器の詰まりを自分で修理する方法

 

便器が詰まってしまったときでも、軽い詰まりなら自分で解消できる場合があります。

 

ラバーカップやぬるま湯、重曹と酢を使うなど、簡単に試せる方法がいくつかあります。

ラバーカップを使えば軽い詰まりを解消できる

 

ラバーカップは便器の詰まりを解消する際にとても頼りになる道具です。排水口にしっかり密着させ、押したり引いたりする動作で詰まりを取り除きます。

 

作業前には、便器の水位を確認し、高すぎる場合は灯油ポンプなどで水を減らし、低すぎる場合はバケツで適量の水を足して調節します。

 

さらに、水が飛び散らないようにビニールシートや新聞紙を敷いておくと安心です。

ぬるま湯を使えばトイレットペーパーの詰まりがほぐれる

 

トイレットペーパーが詰まりの原因になっている場合、4060℃程度のぬるま湯を注ぐ方法がおすすめです。

 

ぬるま湯を排水口に向けてゆっくり注ぎ、トイレットペーパーを柔らかくして詰まりを解消します。その後、1時間ほど置いてから水を流してみてください。

 

紙が溶けてスムーズに水が流れるようになれば成功です。ただし、熱湯を使うと便器が割れる恐れがあるため、温度には注意してください。

重曹と酢を使うと汚れや詰まりが取れやすい

 

重曹と酢を使った方法は、自然な成分で詰まりを解消したいときにおすすめです。

 

排水口に重曹1/4カップを入れ、その後に酢1/2カップをゆっくり注ぎます。すると炭酸ガスの泡が発生し、汚れや詰まりをほぐす効果を発揮します。

 

その後、50℃程度のぬるま湯を注ぎ、1時間ほど放置します。時間を置いた後に水を流し、詰まりが解消されているか確認してください。

 

ただし重曹と酢は、軽度の詰まりに有効ですが、固形物が原因の場合は効果がないため注意が必要です。

便器が詰まったときにやってはいけないこと

 

便器が詰まったとき、焦って不適切な対処をすると状況が悪化してしまうことがあります。

 

例えば、繰り返し水を流したり、熱湯を注ぐと、便器の破損や溢れの原因になりかねません。また、詰まりをそのまま放置すると、悪臭やさらなるトラブルにつながる恐れもあります。

熱湯を使うと便器が割れる危険がある

 

詰まりを解消しようと熱湯を便器に注ぐのは危険です。便器は陶器でできているため、急な温度変化によってひび割れや破損が発生することがあります。

 

また、温水洗浄便座の電源が入ったまま熱湯を使用すると、感電や漏電のリスクもあります。お湯を使用する場合は、4060℃程度のぬるま湯を使うことを心がけましょう。

詰まりを放置するとトラブルが悪化する

 

便器の詰まりを放置してしまうと、排水管内で汚れが蓄積し、悪臭や害虫の発生につながる可能性があります。

 

また、詰まりが固着してしまうと、自力で解消するのが難しくなり、結果的に大掛かりな修理が必要になる場合もあります。

 

詰まりに気づいたら早めに原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。特に解消できない場合は、専門業者に依頼するのが安心です。

トイレットペーパー以外は絶対に流さない

 

便器が詰まる大きな原因は、流してはいけないものを流してしまうことです。

 

トイレットペーパーは水に溶けやすいので問題ありませんが、ティッシュペーパーやウェットティッシュは溶けにくく、排水管に溜まってしまいます。

 

また、残った食べ物や油分のあるものを流すのも危険です。特に油脂は水温が低いと固まりやすく、配管の中で詰まりの原因になります。

 

流して良いのはトイレットペーパーと排泄物だけ、これをしっかり意識しておきましょう。

トイレには余計な物を持ち込まない

 

トイレ内でスマホや鍵などをポケットに入れたまま使用すると、うっかり便器に落としてしまうことがあります。

 

特に、鍵やアクセサリーのような小さい物は気づかないうちに落ちてしまうことも。トイレを使う前にポケットの中を確認し、物を減らしておくと安心です。

 

また、芳香剤やスプレーなどをトイレタンクの上に置くと、何かの拍子で落下することがあるので、便器から離れた場所に収納しておくのがおすすめです。

古いトイレは点検して寿命を確認する

 

長年使っているトイレや排水管は劣化が進んでいる可能性があります。

 

便器の寿命は一般的に1015年、排水管は20年ほどとされており、築年数が経過した住まいでは、トイレが詰まりやすくなる場合があります。

 

自分では気づきにくいトラブルが隠れていることもあるため、専門業者に点検を依頼して状況を確認してもらうと安心です。不具合が早めに分かれば、修理や交換で大きなトラブルを防ぐことができます。

 

便器の詰まりは、日々のちょっとした工夫や意識で予防しやすくなります。詰まりを防ぐためには、正しい使い方や定期的な掃除が大切です。

 

また、詰まりが発生したときには、無理をせず適切な方法で対応することが、さらなるトラブルを防ぐポイントです。

 

快適なトイレ環境を保つためにも、日常の中で予防と早めの対処を心がけてみてください。