排水管が詰まってしまう原因と、個人でもできる掃除方法

2023/12/03 詰まり解消
排水管

キッチンを始めトイレやお風呂場など様々な場所に汚水を流すための排水管が存在しています。

 

排水管には様々な汚水を流してしまうため、長く使っているとそれだけ詰まりやすくなってしまいます。

 

そこで今回は排水管が詰まってしまう原因と個人で可能な掃除方法をご紹介していきます。


排水管が詰まってしまう原因

  1. 豆知識「排水管詰まりは人間で言うと血栓」
  2. 豆知識「排水管の詰まりの主な原因」とは?
  • 豆知識「キッチンの排水栓」ってなに?
  • 豆知識「キッチンの排水栓」ってなに?
  • 豆知識「尿石を除去しなければいけない」ってなに?
  • ●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
  • 排水管詰まり1

    排水管が詰まってしまう原因は1つとは限りませんが、一番多いのが排水溝・排水管内に油汚れが貯まっていることですね。

     

    特にキッチンでは料理で使った油に加えて食材の残りカスを流すことが多く、そういったものが積み重なって詰まります。

     

    キッチン以外にも風呂場なら皮脂が流れていきますし、トイレなど様々な場所を掃除すればその分洗剤が流れてそのカスが詰まることもあります。

     


    個人で可能な排水管掃除方法

    排水管詰まり2

    個人で可能な排水管掃除方法としてあげられるのが以下の4つです。

     

    • ラバーカップを使用する
    • ワイヤーブラシを使用する
    • パイプクリーナーを購入して使用する
    • お湯を使用する

     

    ラバーカップやワイヤーブラシ・パイプクリーナー・お湯といったものを使っていく方法です。

     

    ここからは上記の個人で可能な排水管掃除方法について、上から順番にご紹介していきます。

     

    ラバーカップを使用する

    トイレでよく利用されるラバーカップは、その吸引力を利用して排水管内の詰まりを解消させることができます。

     

    流石にトイレで使っているものを他でも使うのはあまり良くないので、トイレで使っているものとは別で使うようにもう一つ用意しておくと良いです。

     

    使う際は両手でしっかりもって、押し込むことよりも引くことを意識することが大切です。

     

    ワイヤーブラシを使用する

    一本用意しておけば浴室・洗面所・台所など様々な場所の排水管詰まりを解消できるワイヤーブラシはかなり便利です。

     

    配管が外から見えるような状態にして、中にブラシを入れて詰まりを絡みとるようにブラシを動かせば解消できます。

     

    使う際はワイヤーで手をけがしたりしないようにゴム手袋を装着し、ワイヤー自体を排水口に落とさないように注意しましょう。

     

    パイプクリーナーを購入して使用する

    ワイヤーブラシ同様様々な場所の排水管に使えて便利なのが、市販のパイプクリーナーですね。

     

    使い方も簡単で配管が見えるような状態にしてから、パイプクリーナーを流し込んで指定された時間放置後、洗い流せば終わりです。

     

    パイプユニッシュやピーピースルーなど種類は様々なものがありますが、いずれも混ぜることで有害になる可能性があるので、使用する前に注意書きをしっかりと読みましょう。

     

    お湯を使用する

    個人でできる排水管掃除方法の中でも一番簡単に用意できるのが、どこのご家庭にもある多量のお湯ですね。

     

    やり方も簡単で、排水管にタオルなどを一度詰めてそこに50℃ぐらいのお湯を溜め込み、あとは詰めたタオルなどを引き抜くだけです。

     

    お湯による水圧で排水管の詰まりを解消できるのですが、熱に注意が必要です。

     


    場所別排水管詰まり予防法

    排水管詰まり3

    排水管は様々な場所にありますが、特に以下の4箇所は管内で詰まりが発生しやすいです。

     

    • 風呂場
    • キッチン
    • トイレ
    • 洗面所

     

    風呂場を始めキッチンやトイレ・洗面台と日常的に利用した排水が流れていくような場所は、どうしても詰まりが発生してしまいます。

     

    ここからは、上記に記載した場所別に排水管詰まりの予防法を1つずつお教えいたします。

     

    風呂場

    風呂では石鹸やシャンプーなどを利用することが多く、そこから流れた油分や髪の毛・垢などが排水管内に詰まりを発生させてしまいます。

     

    油分や髪の毛以上に詰まりの原因になりやすいのが、詰替え用パッケージの切れ端や蓋をうっかり流してしまうことです。

     

    髪の毛はできるだけ回収し、詰替え用パッケージの切れ端や蓋を流してしまったら極力早めに取り除くようにしましょう。

     

    キッチン

    特に料理で使用した油を流してしまいがちなのがキッチンで、流れた油が排水管内で冷えた結果固まって詰まったりします。

     

    油だけでなく、料理で使った食材カスも何も考えずに流してしまい詰まってしまうことが少なくないです。

     

    油はキッチンペーパーなどで拭うようにし、食材カスは食器などを水切りネットの上で洗って流れないようにするといった工夫を行って予防しましょう。

     

    トイレ

    大量のトイレットペーパーやオムツ・生理用品といった意外と水に流せないものを流してしまったり、尿石が固まったことなどが詰まりの原因になります。

     

    トイレットペーパーやおしりふきなど本来水に流せるものであっても、一度に大量に流してしまうと流しきれずに詰まってしまいます。

     

    水に流せないものは極力トイレに流さずにゴミにするようにし、尿は尿石になってしまう前に掃除して取り除きましょう。

     

    洗面所

    風呂場と同じように髪の毛や皮脂などが流れる洗面所ではそれに加えてクレンジングオイルやヘアーワックスなども流れて詰まりやすいです。

     

    流れた油分に加えて髪の毛が絡まってより排水管を詰まりやすくしてしまいます。

     

    網がついていない排水口なら後付用のヘアキャッチャーを100円ショップなどで買い求め取り付けるだけでも詰まりの予防となります。


    まとめ

    排水管詰まり4

    今回は排水管が詰まってしまう原因や掃除方法・予防方法をお教えいたしました。

     

    詰まってしまった際はパイプクリーナーやワイヤーブラシなどを使うことで、詰まりを解消させることができます。

     

    詰まりを解消させたら、予防対策を行って普段から排水管が詰まらないようにしておきましょう。

    豆知識「排水管詰まりは人間で言うと血栓」

    排水管は、色々な素材で出来ています。

     

    鉄管や塩ビ管などなど。

     

    しかし、その排水管の中を通る排水は、どの家庭も変わらず、キッチンや洗面所やお風呂や雑排水と呼ばれる排水です。(トイレは別系統の下水管を単独で通って下水桝へ流れ込みます。)

     

    その中でも、一番の詰まりの原因は、キッチンのシンクに流される、お皿やフライパンなどを洗って出る「油脂」です。たまに、油自体を排水口に流してしまう人もいると聞きますが、もっての外。やめましょう。

     

    排水管は、人間で言う処の「血管」です。

     

    血管の内側に、高脂血症や慢性疾患によって、血液が固まりやすかったり、溶けにくい性質になったりする事によって、徐々に血管の周りに少しずつ着いた血栓が、最終的に完全に血管を塞ぐことがあります。

     

    それによって起こるのが「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの重大疾患です。

     

    前置きは長くなりましたが、排水管の中でも同じような事が起こっています。

     

    血栓と同じ役割を果たしているのが、先ほど説明した「キッチンなどから流された油」であり、排水管の詰まりは、排水管の脳梗塞とも言えるのです。

    豆知識「排水管の詰まりの主な原因」とは?

    生活排水は、大きく分けて、トイレと雑排水。

     

    ・トイレ

    排水管に流れていくのは、尿や便、それとトイレットペーパーです。盲点なのが、このトイレットペーパー。実は、「水に溶ける」のではなく「水でほぐれる」紙なのです。(参考:paper&green

     

    トイレットペーパーはティッシュペーパーと違い、濡れるとあっという間に繊維が崩れてほぐれます。そして、下水管へ流れていくので詰まりの心配はありません。

     

    しかし、とても「たくさんのトイレットペーパーを使わないと汚くて嫌だ!」という人もいるかもしれません。トイレットペーパーの一度の使用量は本当に様々で、他人の量を聞くこともあまりないでしょう。ですから、詰まってしまうまでトイレットペーパーの一度の使用量が異常に多いと気づく人も少なくありません。

     

    ただ、これだけは覚えておいて下さい。トイレットペーパーを丸ごと水に浸けても、そうそうほぐれてはこないのです。

     

    同じように、大量のトイレットペーパーを一気に流した場合、全部ほぐれてくれる訳ではありません。一部の乾いたトイレットペーパーが配管の壁面に着き、詰まりのきっかけを作ります。

     

    また、固い便や、一度に大量の便とトイレットペーパーが流れることで、水の入るスペースが確保されないと、排水管に何かしらこびり付いていた場合に、そこに引っ掛かってしまう事も想定されます。

     

    ・洗面所 お風呂

    雑排水の中でも、お風呂や洗面所は、石鹸(液体も含む)のカス、髪の毛、体の汚れなどが、排水管の詰まりの原因となります。髪の毛など、手で取れるようなゴミは、排水管に流さずゴミ箱へ捨てるのがとても大事です。

     

    髪の毛キャッチャーなどの排水口に取り付けられるシート状のフィルターもありますので、そちらを使うのも一つです。

     

    ・キッチン

    キッチンは料理に油を使います。油は温まると水の様にサラサラになります。その状態で排水口に流してしまうと、途中で冷えてしまいます。冷えて固まってしまったものは”油脂”と呼ばれ、ラードのように粘度が増し、排水管にくっつきやすくなります。

     

    そして、食器に付いた食べかすやご飯粒。これらも排水管にそのまま流してしまうと、油脂の着いた排水管内にくっつき、詰まりの原因となるのです。

     

    出来るだけ、排水口にネットを掛けたり、食べ残しは三角コーナーなどで直接排水口に流さないようにしてください。

    豆知識「キッチンの排水栓」ってなに?

    キッチンのシンクの排水栓は、ゴミ取りカゴとトラップが一体となったものです。お椀のような形状の部材が使われていることから”椀トラップ”と呼ばれ、トラップに「水封の水」といわれる排水を溜めておくことで、臭気が上がってくることを防ぐ構造となっています。

     

    キッチンの排水口を掃除した方なら知っていると思いますが、ゴミとりネットの下に回すと外れる、下を向いたお椀のような部品があると思います。これが、キッチンのトラップ(防臭設備)なのです。

     

    長年の使用によってトラップの内部に汚れが溜まってしまうことは、トラップの詰まりや流れの悪さ、臭気の原因の一つになります。ゴミ受けをきれいにしても、排水が改善しない場合には排水栓を交換しましょう。

    排水栓とシンクの接続部からの水漏れで、パッキンの摩耗による場合には、パッキンの交換で済みます。まずは水道屋にご相談ください。

     

    キッチンが老朽化してくると、排水栓や排水管に不具合が生じ、水がスムーズに排出されにくくなります。排水栓や排水管の交換とともに、キッチン自体をリフォームすることを視野に入れてみましょう。
    (引用:ホームプロ

    豆知識「尿石を除去しなければいけない」ってなに?

    茶色や黒く濁った尿石は、便器の使用者に視覚的な不快感を誘います。

    また、大量に発生し、こびりつく事で排水管の詰まりを引き起こし、便器の機能を低下させます。

    そして、トイレの最大の課題である「悪臭」を発生させる温床になります。

    一旦、便器や排水管等に尿石が出来てしまうと、さらなる細菌の繁殖を促し、汚れが付着しやすい状況を作り、新たな尿石を付着させる原因となります。

    また、尿石自体の有害性も見過ごせません。

    これらの理由から、尿石は発生したら、すぐに除去しなければならないのです。

     

    尿石発生のメカニズムは次のようになっています。


    1.尿の成分は、尿素、ナトリウムイオン、塩素イオン、アンモニウムイオン、カリウムイオン、尿酸などで、排出直後は臭いは殆どありません。

    しかし、一般細菌(雑菌)が出すウレアーゼ酵素によって、尿中に含まれる尿素が分解される事で、悪臭を放つようになってきます。

    つまり、尿が雑菌と結びつくと悪臭を放ちます。

     

    2.一般細菌(雑菌)によって分解された尿素は、アンモニアに変換され、アンモニア臭(トイレの尿の悪臭)を発生させます。

    また、アンモニアに分解されることで、便器内の液性がアルカリ性に偏ります。

     

    3. 液性がアルカリ性に偏り、phが8.0~8.5を超えると、尿中に溶解していたカルシウムイオン(Ca2+)が難溶性カルシウム化合物(炭酸カルシウム、燐酸カルシウムなど)に変質します。

    これが尿石といわれるものです。

    4.尿石は多孔質であるため、有機物や一般細菌が蓄積しやすい性質となっています。(多孔質:表面に小さい穴がたくさんあいている性質。)

    そして、排水管やトイレの、見えない部分にも尿石は付着し、尿の悪臭や細菌の温床になり、さらに尿石の発生を促す。という悪循環になっていきます。

     

    尿石除去のためには

    一般的には、塩酸などの強力な酸性物質を使って、尿石を除去します。

     

    しかし、塩酸を使用した尿石除去剤は、確かに尿石の除去は出来ますが、使用者に対して刺激臭など、大きな負荷をかけるものでした。

     

    弊社の尿石除去剤「スマートアシッド」は、塩酸を使わないタイプなので、多くの尿石除去剤にありがちな刺激臭がありません。

    スマートアシッド.jpg

    そして、塩酸を使用しないかわりに、有機酸と硝酸を使用し、強力に短時間での尿石を分解を可能にしました。
    (引用:スマート

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