【配管交換】給湯配管の引き直しを行いました(横浜市港南区)
神奈川県横浜市で、給湯配管の引き直しを行いました。
横浜市港南区の戸建て住宅で、給湯器から各蛇口までの給湯配管で漏水がありました。
ただ、はじめは被覆銅管だったので、漏水箇所は不明でした。
- 【被覆銅管とは?】
- 【漏水箇所が給湯配管と特定できた理由】
- 【給湯配管は銅管配管の事が多い】
- 【給湯配管の引き直し方法】
- 豆知識【水栓金具の分類・種類】ってなに?
- 豆知識【水栓金具の分類・種類】ってなに?
- 豆知識「水栓ソケット」ってなに?
- 豆知識「ピンホール」ってなに?
- 給水管と給湯管
- ●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【被覆銅管とは?】
現在と違って、今まではお湯(給湯)の配管は銅管と相場は決まっていました。給湯に銅管を利用するのは、熱伝導率が高く、給湯器内で早く水からお湯に変換できるからです。外部の配管の場合、銅管を配管してそのままにしません。
銅管のまま配管してあると、熱伝導率が高いせいで、目的地まで到着する間に、逆に熱が冷めてしまいます。そのため、「被覆」という、保温材を巻いて作ってある製品が販売されているのです。
被覆銅管を使用しない場合は、銅管で配管した後保温材を巻いて仕上げます。
被覆:低発泡ポリエチレンが素材の耐外圧性に優れています。
(参考:KMCT)
豆知識「銅管」ってなに?
銅管は伸び縮みが比較的小さく、アルカリに侵されず耐食性に優れ長さの変化も少ないです。
パイプは薄くしているので軽量で取り扱いが容易ですが、管の保管、運搬に際しては凹みなどを付けないように注意する必要があります。
硬質銅管と軟質銅管があります。
硬質銅管は凍結に弱く曲げにも適していないため、1回の凍結で折れるので取り扱いが難しいですが、軟質銅管は4~5回の凍結では破損しないので、寒冷地の配管にも使用されています。
被覆銅管は外傷防止と土壌腐食防止の効果があります。
給湯配管として使用する場合にはpHが低く、遊離炭酸が多い水質では孔食が起こることがあります。
銅の特性の中でも、“熱が伝わりやすい”という強みを発揮しているのが「銅管」です。
その代表例が、エアコンの冷媒管。内面に溝をつけた銅管(内面溝付管)が使用されています。
これは1970年代後半に登場した銅管であり、溝をつけることによって管の内表面積を約1.5倍にして、熱を伝わりやすくしています。(参考:KMCT)
また、近年では地球環境に対する意識の高まりから、フロンに代わりCO2などの自然冷媒を使う熱交換器が誕生しています。
その熱交換器に使用される銅管は高い圧力に耐えうる強度が必要とされますが、高強度銅管が広く使われています。
【漏水箇所が給湯配管と特定できた理由】
漏水を調査していると、給湯配管からであると分かりました。
給湯配管と分かった理由は、水道メーターが常に回っている状態だったからです。家中の水栓を閉めても止まらずに回っていました。
そして、給湯器のバルブを閉めると水道メーターのコマが止まったので、給水配管では無く、給湯配管の漏水と判明しました。
豆知識「漏水調査」ってなに?
よく相談されるのが、「どこからも水漏れしている様子がないのに、水道メーターのコマがゆっくり回り続けているので、どこかで漏水しているようだ」という内容。
給水管は、基本的に壁内や床下・天井裏など、目に見えない場所を通り、水回りへと配管されます。
その過程の中で、目に見えない場所から水漏れしていた場合、当然その事実に気付きませんし、水道料もさほど変わらずそこでも気付けません。最終的に「水道メーターのコマ」が回っているかどうかで判断するしかないのです。
しかし、ご家庭で使用されるのは、水だけではありません。お風呂など、お湯ももちろん使います。しかし、お湯も水道メーターを通ってきた水から作られるので、水漏れと言っても、お湯の配管経路も疑わなくてはなりません。
そこで、漏水調査では、まず水道メーターを開けたまま水を止めない状態で、給湯器から各水回り(お湯系統)に配管される元となるバルブを閉めてみます。すると、そこで第一弾の判断が出来ます。
・バルブを閉めたら、水道メーターのコマが止まる場合⇒給湯系統が水漏れの原因であると確定。
・バルブを閉めても、水道メーターのコマが止まらない場合⇒給水系統に水漏れの原因はあるが、給湯系統に水漏れが無いとは言い切れない。
家中の点検口などから確認できる配管系統を調べ、それでも分からなかった場合は、水道メーターからの配管全てを取替える必要が出てきます。
その場合でも、一旦給湯器まで配管してバルブを開け、水漏れが無かった場合は、給水系統からの水漏れだと確定できるので、無駄ではありません。
その場合、給湯配管はそのままで、給水配管のみを屋外の露出配管で引き直します。
もちろん、一部の配管修理で済む場合と違うので、ご予算は多めに見ていただく必要があります。
お見積りをお渡ししますので、十分ご検討のうえ、相見積もりも取ってから、配管の引き直し工事をご依頼ください。
【給湯配管は銅管配管の事が多い】
給湯配管は銅管を使っているケースが多いので、年数が経つと経年劣化で腐食します。腐食した所にピンホールが出きて漏水を引き起こす可能性があります。
そこで耐熱性硬質塩ビ管(HTVP)か架橋ポリエチレン管で補修もしくはすべてを引き直し致します。
漏水箇所が分かっていて作業スペースがある場合は銅管をテクタッチで接続するか溶接して補修することは可能です。
現場で作業方法は判断致します。
【給湯配管の引き直し方法】
給湯配管を新たに引き直す場合は、給湯器から各蛇口まで引き直します。
給湯器は湯の管がオスネジになっているので、そのオスネジにHTVP(耐熱性塩ビ管)の水栓ソケットを接続するか、あるいはオスネジからフレキに繋がっているので、フレキの先からHTVP(耐熱性塩ビ管)のバルブソケットに接続します。(少しややこしいですね;)
そうして、各蛇口の湯が出る箇所まで外壁に配管を這わせて持っていきます。
壁にはバンドで固定します。
そして、蛇口の湯が出る箇所にホルソーで穴を開けて配管を通します。
座付き水栓ソケットで壁に固定して、座付き水栓ソケットに蛇口のオスネジを時計回りにねじ込んで蛇口を設置します。
お湯が出る箇所は浴室、洗面、台所がスタンダードなので、これらの箇所に配管します。
豆知識「耐熱性塩ビ管HTVP」ってなに?
正式名称「耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管」と呼ばれる給水配管に使用される材料です。
その名の通り、耐熱温度に対する弱点を克服(最高使用温度90℃)しており、給湯配管にも使用される唯一の塩ビ管です。(ベストパーツより引用)
色は赤茶色です。
豆知識【水栓金具の分類・種類】ってなに?
一般的に「蛇口」や「水道」と呼ばれているものは、正式には水栓(水栓金具)といいます。水栓金具には単水栓と混合栓があり、それぞれに取付けの位置から「壁付けタイプ」と「台付けタイプ」に分類されます。
・壁付けタイプと台付けタイプの違い
蛇口・水栓の取り付け方法は大きく「壁付」と「台付」に分けられます。 それぞれ名前の通り「壁」に直接設置するか、カウンターキッチンなどのように「台」に設置するかというタイプの違いです。
・1ホールと2ホールの違い
台付タイプの取付方法も、水とお湯の出てくる場所が1つか2つかによって水栓金具も変わります。1つの穴から水・湯の両方の配管がなされている場合には「台付1ホールシングルレバー水栓」を取付けます。
一方、水と湯が別々の穴から配管されている場合は「台付2ホールシングルレバー水栓」を取付けます。
また、この方法は、浴室以外の混合水栓の場合に使用される方法で、壁付の場合は水と湯は、別の壁穴から配管されることになります。
・浴室の水栓金具と他の違い
浴室の水栓金具は、特別広く水栓金具が2カ所取付けてある場合を除いて1カ所に集約されています。特長は、シャワーホースが一体となっている点です。そのため、カラン(蛇口)とシャワーとのどちらかから吐水するかを、切替えるレバーが付いています。
水栓金具と種類としては、2ハンドル混合水栓・混合栓などがあり、給湯器で温度調節できる場合もあります。
・単水栓の構造
単水栓は水もしくはお湯しか出ません。
水栓金具本体の中は2つの部屋からできていて、その間に穴(弁座)があります。ハンドルを締めている時は、コマのパッキンが弁座に押しつけられている状態で穴をふさいでいます。
反対に、ハンドルをゆるめるとスピンドルが上がり、コマが水圧によって押し上げられその隙間から水が出るというしくみになっています。
(引用:カク鯛)
豆知識「水栓ソケット」ってなに?
塩ビ配管に水栓を付ける時に使用する、メスネジで出来たソケットです。まっすぐなソケットと、L型のソケットがあります。
蛇口を取り付けるので、シールテープを巻くだけです。
ヘルメシールを使うと、今度は外す時にガッチリとくっつき過ぎているので、配管も一緒に付いてきそうになります。
そうすると、それも水漏れの原因となるので、適宜ヘルメシールは使用します。
豆知識「シールテープ」ってなに?
ねじに巻き付けるパッキンの役割を果たすものです。引っ張りながら、ねじ山にめり込んで吸い付かせるようにしっかりと巻き付ける必要があります。専門的な材料ですが、ホームセンターにも売っています。
水道配管には、シールテープの他に「ヘルメシール」という糊のような者も使用して、しっかりと取り付けますが、蛇口のような、故障したら交換する可能性のある物には使用しません。
豆知識「ヘルメシール」ってなに?
ヘルメシールというのは、シールテープを巻いた上から塗る、粘度の高い糊のようなもので、乾くとシールテープと一体化して水漏れを防ぎます。
こちらもホームセンターでも売っていますが、小分けになっていないので、個人として購入すると無駄が多く出てしまいます。すぐ固まってしまうので、長期保存には向きません。
豆知識「ピンホール」ってなに?
ピンホールは孤食(こしょく)とも呼ばれ、金属の腐食の一種です。金属面の欠陥部分から腐食が進行し、孔状に腐食が起こることを言います。
一般的に配管の継手の部分から腐食し、小さな穴ができると水圧で穴が拡張し水漏れを起こします。
給湯配管(銅管)
銅管の配管は、継ぎ手に熱を加えて「ロウ付け」と呼ばれる溶接のような作業で行われます。
熱で溶けた材料が継ぎ手と銅管の間に入り込み、糊付けしたように一体化するのです。
その「ロウ付け」した継ぎ手は、パイプと違って劣化が早く、中を通るお湯の影響もあり、少しずつロウ付けが破れてきます。
経年劣化で腐食した銅管には最終的に小さな穴が開いて、そこから水漏れを起こします。
銅管内は、高温で高速の水流が発生してます。そこで起こった水流の乱れによって発生した気泡が、継手部(90度に曲がった継手)の管内壁面に衝突して保護皮膜を破壊します。
そして、気泡の衝突が断続的に続くと小さな穴を開けます。
基本的にこの内のいずれかまたは複合的に発生した場合にピンホールが起きます。
給水配管(鉄管)
給水管のピンホール(孔食)は、金属の表面に針で刺した程度の小さな穴が開き、その内部に腐食が進行する現象です。
給水管や給湯管の漏水トラブルの原因として多く、配管に穴が開くと水漏れが発生する可能性が高まります。
ピンホールによる漏水は、配管後15年ほど経過しているケースが多く、配管後5年で発生するケースもあります。
配管系統は壁や床下に埋め込まれているため、日常的にチェックするのは難しいので、水漏れして初めて気づくケースが一般的です。
ピンホールが起こらないといわれる配管材料としては、合成樹脂管、耐孔食性銅管、内面被覆した鋼管、ステンレス鋼管などがあります。
ピンホールによる水漏れが頻回の場合は、既存の銅管を全て撤去して、新しくHTVP(耐熱性硬質塩ビ管)か架橋ポリ管で給湯器から各蛇口まで新しい給湯配管を引き直した方が良い場合があります。
給湯器のオスネジにHTVPの水栓ソケットを繋いで配管を引いていきます。
給水管と給湯管
いずれも衛生配管と呼ばれる給水管と給湯管ですが、大まかな違いとして管の中を通すのが水かお湯なのかといった点です。
熱を保たない水を通している管が給水管となり、熱を持った水つまりお湯を通しているのが給湯管になります。
通す水が熱を持っているかどうかで通す管の名前が異なっているだけでなく、管に使われている素材自体も異なっています。
金属の給湯管
今回のご依頼で使われていた被覆銅管のように、金属の給湯管には基本的に「銅管」が使われていることが多いです。
銅は鉄や樹脂よりも熱に対する特性が高い特徴を持っており、熱を持った水を運ぶための給湯管には最適な素材です。
ただし、接続にハンダ付けが必要だったり、腐食でできた穴による漏水などのデメリットも持っています。
樹脂の給湯管
通常の樹脂だと熱への耐性がありませんが、熱への耐性を大幅に高めた樹脂の管となる「HT管」が樹脂の給湯管に使われることがあります。
塩ビ樹脂に耐熱樹脂を混ぜることで熱変化温度を上げて、高温のお湯にも耐えることのできる管を実現させています。
VP管・HI管といった他の樹脂管と比較すると紫外線に弱く、直射日光が当たるような場所にあるHT管はもろくなってしまって危ないです。
金属の給水管
金属の給水管としては鉛管・鉄管・金属管・ステンレス鋼管といったものがあります。
鉛管や鉄管は昔使われていた管ですが、錆などの問題で殆は別の素材のものに取り替えられています。
金属管やステンレス鋼管は錆などに強いのですが値段が高いため、衛生面重視な工場などで使われていることが多いです。
樹脂の給水管
錆びにくく安価で普及したのが樹脂の給水管となるVP管やHIVP管です。
加工もしやすいVP管ですが耐震性能が低く、その弱点を補って衝撃に対する耐性が高くなったのがHIVP管です。
ただし、VP管・HIVP管共に温度の変化には弱く、凍結や高熱などで管そのものが割れてしまうなどのデメリットがあります。
現在は給水管・給湯管共にポリ管が主流
腐食耐性や耐震性だけでなく急な温度変化にも対応ができる「ポリ管」が、給水管・給湯管共に主流となっています。
ポリ管は耐性があるだけでなく取り外し・取り付けが簡単なため、新築だけでなく古い建物でもポリ管への交換がされていたりします。
これまでの管の中でもポリ管は性能が高く接続も手ではめ込むだけであるため、まだポリ管ではない管を使っているならおすすめしたいぐらいですね。
架橋ポリエチレン管とポリブデン管
ポリ管には「架橋ポリエチレン管」と「ポリブデン管」の二種類が存在しており、温度変化に強いなど大まかな性能に違いはないです。
違いとしては価格・色・硬さ・低温耐性といった4つがあり、特に重要なのは低温耐性の違いですね。
色の白い架橋ポリエチレン管は硬くて値段が高いため-70度まで耐えれるのに対して、黄色いポリブデン管は安くて柔らかく-18度までしか耐えれないです。
架橋ポリエチレン管のほうが低温に対する耐性が高いですが、海外でも-18度を下回るような地域は少ないので、よほどの理由がない限りは安いポリブデン管のほうがおすすめです。
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●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
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