【水回りリフォーム】キッチンリフォームで配管をしました(東京都目黒区)
東京都目黒区でキッチンのリフォームで配管を移設しました。
東京都目黒区の分譲マンションで、なじみの工務店がリフォーム工事をしていて、水道屋として御呼ばれいたしました。
今回はキッチンをリフォームするので、給水配管、給湯配管、排水配管の移設を行いました。
- ①配管の移設工事の準備
- 豆知識「水を止める必要がある」ってなに?
- 豆知識「ホールソー」ってなに?
- 豆知識「VP管・VU管」ってなに?
- 豆知識「架橋ポリ」ってなに?
- ●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
①配管の移設工事の準備
床下の配管を移設する為、床を丸ノコで切って、作業が出来るようにします。
分譲マンションの場合、躯体と呼ばれるコンクリートで出来ている床の上に、フローリングを貼るための下地を木工事で作り、そこにフローリングや絨毯など床面の仕上げをするのです。
フローリングなどを貼るための下地は躯体から10㎝前後の高さがありますので、その中を水道や排水、ガスの配管が通ります。
そのため、リフォームの際には、その一部を解体して配管工事する必要があるのです。
②配管工事~給水・給湯
給水配管と給湯配管は架橋ポリ管を使用して、元あった配管経路から、新しくシステムキッチンを設置する場所まで配管し直します。
システムキッチンの給水設備などの位置は、厳密に決まっていて、それが決まっていないと、配管する場所が分からないので、作業のしようがありません。
給水配管などは、キッチンの図面を見せてもらうか、現場監督に場所を指示されて工事を行います。
③配管工事~排水
排水配管はVU50で移設しました。「VU50」というのは、皆さんもよく見た事のある、灰色の塩ビ管です。
雑排水とよばれる、トイレの排水管以外は、大体この太さの排水管を使用します。
指定の位置にホールソーで穴を開けて、配管を通しました。
④システムキッチン設置後の作業
キッチン自体はシステムキッチン専門の設置業者がおりますので、その方たちが、設置していました。
後日、キッチンの設置が終わった後に、蛇口と配管の接続を行いました。システムキッチン設置の時に邪魔にならないように、あまり出っ張らない所で配管を止めていたので、そこからシンクの水栓金具まで上に配管を伸ばしていきました。
新しく伸ばした給水配管と給湯配管は、動かないようにバンドで固定しました。
排水管は水勾配が動かないように、レベルバンドを床下に入れて固定しました。
施工後に水道メーターを開けて通水し、漏水が無ければOKです。
豆知識「水を止める必要がある」ってなに?
水まわりの修理や点検を行おうとする場合には、何よりまず必要となるのが水を止めること。
水を止めるためには、止水栓を閉める必要があります。
「止水栓」と聞いたことがあっても、実際にさわったり調整したりしたことがない人の方が多いでしょう。
ここでは、そもそも止水栓はどこにあるのか、開けたり閉めたりするにはどうしたらよいのか説明します。
まずは、水を止められる箇所は、上水道と敷地内の境目にある「元栓」と、トイレなどの水回りの器機と家の中を通っている給水管の境にある「止水栓」の2通りに分けられます。
元栓と、個別の止水栓がどこにあるのかを確認しましょう。
元栓を閉めれば確実に屋内の水を止められますが、家の中の全ての水が止まると不便です。
作業をしたい箇所の水を止めるには、どこを操作すれば水を止められるのかを押さえておきましょう。
水道メーターと並んでいるハンドル(バルブ)が元栓です。
サイズはいろいろで、車のハンドルのようにまわすタイプと、指でつまんでまわすタイプがあります。
どちらも時計回りにまわすと水は止まります。
特につまんでまわすタイプの注意点としては、普段あまりまわさないバルブなので、固くなってなかなかまわらないことが多いことです。
ペンチなどを用意しておくと、固くなっていた場合でもスムーズにまわすことが出来ます。
(引用:水まわりの教科書)
また、個別の止水栓はトイレ・キッチン・洗面所など水回りの収納の下や目立たない場所に付いています。一度確認してみて下さい。
ドライバーで回すタイプと、三角ハンドルで蛇口の様に操作できるタイプに分かれています。
豆知識「ホールソー」ってなに?
つまり「きれいな穴をあけるための専用工具」です。ホールソーを英語で書くとHole saw。つまりホール(穴)をあけるためのソー(ノコギリ)というわけですね。ただ、それ単体で使用するものではなく、電動ドリルやドリルドライバー、インパクトドライバーなどに取りつけて使用します。
電動ドリルの先に、ホールソーという丸い形に穴を開けるために先がのこぎり状になっている部品です。
中心にもドリルが付いているので、ココを芯として穴を開けることが出来ます。
今回は50㎜の配管を通すので、一回り大きな穴を開けました。がりがりバリバリ音がするので、あまり薄い板には向きません。
薄い板の場合は、また別の道具を使って繊細に穴を開けていきます。
豆知識「排水の勾配」について
排水は、室内から家の外へ、敷地内から道路に設置されている下水管へ流れていきます。床下の場合は床バンドという高さを調整するバンドを用いて勾配調整を行います。
皆さんご存じのように、水は高いところから低いところへと流れていきます。勾配をしっかり付けないと水がうまく流れず詰まってしまいます。
排水管も、同様の原理を利用して、家の中の配管は道路の下水管より高い位置に設置してあります。
そして、一定の基準に基づいた勾配(傾斜)で配管を道路の下水管までつなげているのです。
基準は『東京都排水設備要綱』(令和4年3月改訂)によって定められています。
今回の場合「1/100」です。簡単に言うと、100mの距離で高低差を1m付けなければならない。という事です。
豆知識「VP管・VU管」ってなに?
塩ビ管と言われて想像する、灰色の塩ビ管です。
正式名称「硬質ポリ塩化ビニル管」といい、排水管は管径がφ40~φ150程度まで使われており、パイプの肉厚により言い分けられています。
VP管:厚肉のVP管は圧力管路を中心に幅広い用途で活躍しています。
屋内外の給水管、雑排水管として利用されています。トイレはΦ75、100、雑排水(台所、洗面所、洗濯機、お風呂)はΦ40、Φ50が一般的です。
内面が非常に滑らかで摩擦抵抗が小さくスライムなどが付着しにくいため、長年にわたり効率よく排水できます。
VU管:VP管と比べて薄肉です。VP管より低い設計内水圧向けとして制定されています。
主に一般の戸建住宅や簡易な排水設備などの無圧管路に使用されます。
薄肉管なのでVP管と比べて重量が軽くなっていますが、中~高圧管路用には使用できません。
また、径が小さい程、曲がり幅を小さく出来るので狭いところの作業は容易です。
(参考:塩ビ管の種類)
豆知識「架橋ポリ」ってなに?
正式名称「架橋ポリエチレン管」といい、ポリエチレンの弱点を克服させた化学反応により、熱にも強くなったというパイプです。
現在のマンションなどの室内配管の主流となっています。
保温材がもともと付いていて、保温材の色でお湯か水かを識別しやすく、柔軟性があります。
ちょっと固い”ホース”のようなイメージで継ぎ手を使わずに曲げ配管が可能です。90度など急な角度には継ぎ手を使います。
一箱50mと長く、必要分カットして使います。
そのため、継手が少なくて済むので接続部の水漏れの心配が少なく安心です。
○ 長所
1.軽く、柔らかくて、取り扱いが楽。
2.接続もワンタッチで簡単。納品長さが最大50mと長く接着剤等が不要な為、施工時間も短縮できます。
3.耐熱性があり、給水・給湯の両方に使用可能。(最高使用温度95℃まで)
4.優れた耐衝撃性・耐食性。一般の給水・給湯の場合、耐用年数30年以上の実績あり。※使用条件により異なる。
また、パイプがたわむので、地震の揺れも吸収して破損しにくくなっています。
5.内面が非常に滑らかでスケール(水アカ・湯アカなど)が付きにくく衛生的。
○ 短所
1.日光に弱い。やむを得ず屋外配管する場合、適切な遮光処理が必要です(ちなみに、さや管に通すだけでは不十分で、耐候性のある配管カバー等を用います)。
2・溶剤/薬剤/可塑剤などに弱い。接着剤、ペンキ、洗浄剤、テープの接着面などに接触させてはいけません。
3.接続のやり直しが出来ない。ネジでしたら接続し直しが出来ますが、架橋ポリ管の”ワンタッチ差込口”に挿入されたパイプは、抜いたり分解して取り外す事が出来ません。(一部メーカーでは、専用の用具で取り外せるものもありますがお勧めしません。)
4.高機能で精密な構造である為、従来のネジこみ式や接着式の継手と比べ、価格が高くなる事もデメリットとして挙げられるかもしれません。
とはいえ、工事の容易さや時短など、前述のメリットは強力で、近年急速に普及が進んでいます。
(参考:架橋ポリ管.com)
●神奈川水道(水道局指定工事店)~弊社について~
【弊社作業内容】
一戸建て・マンション・店舗においてキッチン(台所、厨房)、トイレ、浴室、洗面所、洗濯等の水道トラブルを熟練のスタッフが丁寧に修理しますので安心してお任せください。
配管の水漏れを修理をしたい、配管の引き直しをしたい、下水つまりの解消、下水管を修理したい等のご要望も、高い技術で信頼と実績がございます。
【その他の作業】
階下漏水や屋外の水栓柱・散水栓の水漏れ(土、コンクリート)、蛇口の修理・交換、トイレの修理・交換、洗面化粧台交換、製氷機の設置等にもスピーディーに対応します。
【お見積り】
ご相談・お見積りは無料で、お気軽にご相談下さい。
出来るだけご希望金額に沿えるように致します。
【営業時間】
年中無休で9~23時まで営業しておりますので、電話またはお問い合わせメールより、お気軽にご連絡ください。(場合によっては夜間対応も実施します)
現場をみて無料でお見積り致します。予定が空いていれば即日対応致します。
【資格】
給水装置工事主任技術者の資格を有しています。
水道局指定工事店です。
◆県営水道指定給水装置工事事業者(茅ヶ崎市)認定番号3021
・対応地域
神奈川県全域を対応致します。
【政令都市】横浜市、川崎市、相模原市
【横須賀三浦地域】横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
【県央地域】厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村
【湘南地域】平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町
【県西地域】小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町
日程の都合がつけば、静岡県東部や東京都内も対応しますのでお気軽にお問合せ下さい。
現場を見て最適な方法をご提案いたします。
水道トラブルでお困りの際は神奈川水道へお問合せ下さい。
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